講壇の神学とは?
見出し1:目次
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見出し2:聖書の講壇の重要性と歴史
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先日、教会に新しい講壇が設置されました。その講壇はドミンゴ・モタさんによって作られ、その出来栄えは素晴らしいものでした。この講壇はドミンゴさんが初めて作ったもので、オークの木で作られており非常に重く頑丈です。約40時間もの手間をかけて作られたこの講壇は、教会の新しい建物にぴったりのものでした。この場を借りて、ドミンゴさんに深く感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございます。
さて、少し時間をとって、講壇の神学についてお話ししたいと思います。実際、講壇にはどのような意味が込められているのでしょうか?講壇は教会に入って最初に目に入るものですよね。それは意図的なものです。ネヘミヤ記8章に書かれていますが、人々はイスラエルの法の書を求め、それを聞くためにエズラ書記に頼むのです。そこで、エズラは人々の前に木製のプラットフォームに立ち、法の書を読み上げました。そして、人々は熱心に耳を傾け、神の言葉に集中しました。
この場面から私たちは神の言葉の重要性と尊さを見ることができます。講壇は神の言葉を宣べ伝える場所です。講壇の前に立つ説教者は、神の言葉そのものを宣べ伝える存在なのです。講壇は単なる家具ではなく、その象徴するもののために、重要な場所なのです。
この講壇には、私たちの信仰の基礎が示されています。この教会が何を信じているのか、何を大切にしているのかを一目で伝える存在です。コリント人への手紙一13章にあるように、私たちが知りうる全ての知識や賜物はほんの一部のものです。しかし、私たちが信じる神の言葉は永遠であり、私たちを導き、勇気づけてくれます。
講壇には歴史もあります。実は、長い年月を経て、講壇に対する考え方や役割は変化してきました。例えば、500年前の宗教改革の時代、講壇は一部の教会ではほとんど使われていませんでした。ローマ・カトリック教会の教会に入ると、講壇は前に配置されず、代わりに聖餐が行われる聖壇が中心になっていたのです。ですが、マルチン・ルターと宗教改革の運動によって、「聖書のみ」の原則が再び復活したことにより、講壇の重要性が再評価されました。
宗教改革の時代の講壇を見ると、ジョン・カルヴァンやマルティン・ルターの講壇があります。また、宗教改革時代の教会建築も特徴的です。部屋の中央に高く持ち上げられた講壇があり、建物の設計は説教のために最適化されていました。講壇から説教者が一人で話すだけでも、その声は建物の隅々まで響き渡りました。それはまさに神の言葉を説くために設計されたものでした。
マルティン・ルター自身は「良い説教者は全てを神の言葉に投資する」と言いました。そして、講壇は神の言葉の玉座であると述べました。20世紀の巨人であるマーティン・ロイド=ジョーンズも、若き日の27歳でウェールズのサンドフィールズ教会で初めて説教をする機会が与えられた際、演劇チームを廃止し、ステージを取り払って講壇を設置しました。そして、その講壇を床にしっかりと固定しました。講壇は、部屋の中央の中心にあって、動かされることのないものでなければならなかったのです。
ジョン・カルヴァンについてジェームズ・モンゴメリ・ボイスはこう言いました。「カルヴァンにとって武器となるものは聖書だけでした。そして、その武器は講壇から引き出されたのです。」もし、ラレードで、テキサスで、北米で、アメリカ大陸で、ヨーロッパで、アジアで、世界中で復興を見るためには、私たちは再び説教の中心的な位置を取り戻さなければなりません。講壇からの神の言葉が主導する聖書の説教こそが、礼拝のクライマックスであるべきなのです。
教会に入ってくる人々が「あの大きな講壇だ」と言えるような教会でありたいと思います。彼らは私たちが集まり、何故私たちが礼拝するのか、そして私たちの礼拝の山頂であるものを知ってくれるでしょう。
それでは礼拝に入る前に、祈りましょう。私たちの神よ、説教の言葉に祝福を与えてください。感謝の念を込めて、この素晴らしい講壇に感謝いたします。主の奇跡に感謝し、私たちを導いてください。アーメン。
ハイライト:
- 聖書の講壇は、神の言葉を宣べ伝える場所です。
- 講壇は信仰と教会の主要な象徴の一つです。
- 宗教改革により講壇の重要性が再評価されました。
- 20世紀のマーティン・ロイド=ジョーンズは、講壇を説教の玉座として位置付けました。
- 講壇を中心に据えることで、礼拝のクライマックスを表現することができます。
FAQ:
Q: 講壇はなぜ教会において重要な存在なのですか?
A: 講壇は神の言葉を宣べ伝える場所であり、教会の信仰や重要な価値観を象徴する存在です。
Q: 講壇に関する歴史的な背景はありますか?
A: 500年前の宗教改革の時代に講壇の重要性が再評価され、その後も聖書の権威を説く場所として重要視されてきました。
Q: 講壇はどのようにデザインされているのですか?
A: 講壇は説教者が立って神の言葉を宣べ伝えるための特別な場所であり、建築的にも効果的な音響を持つように設計されています。
Q: 講壇を中心に据えることにはどのような意味があるのですか?
A: 講壇を中心に据えることで、礼拝のクライマックスが神の言葉の宣べ伝えにあることを表現できます。それは礼拝の目的や価値観を明確に示すものです。
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