メープルハードウッドフロアにウォーターベースの仕上げを施す手順
リファービッシュメント作業の手順
本記事では、フィラデルフィアフロアのジョー・グラヴィンが、メープルのハードウッドフロアにウォーターベースの仕上げを施す手順を説明します。まず、ウォーターベースのトップコートを施す前に、ウォーターベースのシーラーを塗布します。ここでは、Vermont Natural Coatings PolyWhey 3000 シーラーを使用しています。ウォーターベースのトップコートには適切なシーラーを使用することが重要です。塗布方法はトップコートと同様です。フロア全体に均等に仕上げを施します。
1. シーラーの乾燥時間
シーラーを塗布した後、少なくとも3時間乾燥させます。その間に、バッファーを使ってシーラーコートとフィニッシュコートの間をサンドします。Norton Green SandDollarは、シーラーコートとフィニッシュコートの間に推奨されるディスクです。このディスクは、3Mのホワイトスコッチブライトパッドと組み合わせて使用します。ホワイトスコッチブライトパッドは、フロア上を優しく移動させることができるため、シーラーに傷をつけずに作業ができます。
2. バッファーのセッティング
使用するバッファーには、ダストコレクションシステムが搭載されています。スカート、バキュームホース、バックパック型の掃除機で構成されています。バッファーの位置は、特定のクロック位置になっています。バッファーのクロック位置については、phillyfloor.comのホワイトペーパーを参照してください。
3. サンディスクの交換
バッファー作業中、フロア全体の面積の半分くらいまで作業が進んだら、バッファーを停止し、バッファーのサンディスクを交換します。通常、ウォーターベースのシーラーには、通常のスクリーンでは詰まってしまうことがありますが、サンディスクの特殊な形状により、アクリルの粉末がパッド内に堆積し、詰まることなく作業ができます。
4. バッファー作業後の掃除
コートの間にバッファー作業を行った後、床を掃除します。大きな粒子とほとんどの微細なホコリを取り除きますが、まだ少しの微細なホコリが残ることがあります。そのため、床をタック(拭き取り)する必要があります。水で湿らせ、絞った白いタオルを押し掃除機の先に巻き付け、床を拭き取ります。
5. トップコートの塗布準備
トップコートとシーラーを塗布するために、ポアバケツ、Tバー、カットインパッドを使用します。この作業では、Vermont Natural Coatings PolyWhey 3500(サテン光沢)を使用しています。使用する材料を手の届く場所に置くようにすると便利です。
6. トップコートの塗布
トップコートの塗布には、ポアバケツのスポットがスムーズに流れるようにするスポットがあります。仕上げ剤は既に塗布した箇所に飛び散らないようになっています。まず、壁に近いところに約6インチ幅の滴を流し、アプリケーターとカットインパッドを湿らせます。この作業では、2人で作業しています。トップコートを施す人の前に立ち、ラインを引く準備をします。お互いの間のラインを合わせるためのカットイン作業は重要です。アプリケーターが壁に到達したときには、滴は先行しています。床に向かって滴を引きながら、壁に到達したら、方向を変えて引き返し、ターンマークをなめらかにします。滴が小さくなるにつれて、湿度を保つための材料が増えます。作業中にさまざまな箇所への移行が必要な場合は注意が必要です。壁の突き出し部分など、特定のエリアへの移動が必要な場合は、先に出てから仕上げを引き続けます。
7. トップコートの追加塗布とバッキングアウト
トップコートを湿度を保ちながら床全体に均等に塗布し、引き続きラインをカットしながら作業を続けます。バッキングアウトの方法はいくつかありますが、終わりの方での余剰材料の無駄遣いを避けるために、適切な仕上げ量を判断する必要があります。この技術では、湿度を保ったままフィニッシュを木目に沿って引きます。フィニッシュは、木目に沿って前方になだらかに引き伸ばされます。フィニッシュの量を調整するためにアプリケーターに圧力をかけ、余分なフィニッシュをたらすことなく作業を行います。
以上がフィラデルフィアフロアによるウォーターベースの仕上げ作業の手順です。本ウォーターベースの仕上げは耐久性があり、美しい仕上がりを実現するため、おすすめの方法です。
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