簡単に行える!クワイルの卵の孵化方法
目次
- クワイルの飼育について
- 1.1 クワイルの飼育歴
- 1.2 クワイルの採卵と保存方法
- クワイルの卵の保存方法
- 2.1 クワイルの卵の収集と保存
- 2.2 卵の選別
- 2.2.1 汚れた卵の処理
- 2.2.2 割れた卵の処理
- 2.2.3 異常な卵の処理
- 2.2.4 特大の卵の処理
- 2.3 卵の保存場所
- 2.3.1 チキンの卵パック
- 2.3.2 その他の卵の収納方法
- 2.4 卵の冷却と回転
- クワイルの卵の孵化
- 3.1 インキュベーターの使用
- 3.2 温度と湿度の管理
- 3.3 孵化後の注意点
クワイルの卵の保存と孵化方法
🥚 クワイルの飼育に興味がある方へ、こんにちは!今回は、クワイルの卵の保存と孵化方法についてご紹介します。私は昨年からクワイルの飼育を始め、この一年間でたくさんのことを学び、クワイルの繁殖に取り組んできました。現在、メス18羽とオス3羽のブリーダーを飼育し、冬でも安定した卵の産みつけを確保しています。さて、卵の保存方法や孵化方法について、基本的な手順と注意点を一緒に見ていきましょう。
1. クワイルの卵の保存方法
1.1 クワイルの卵の収集と保存
クワイルの卵をしっかり収集するためには、毎日一度は収集することが大切です。特に冬季は非常に寒いため、絶えず凍結の危険にさらされています。もし凍結してしまった卵を使用すると、孵化することはありませんので、より頻繁に収集することをおすすめします。また、見た目の具合で孵化に適さないと思われる卵は保存しないようにしましょう。以下に、適切な保存には注意が必要な種類の卵をいくつか紹介します。
1.2 卵の選別
1.2.1 汚れた卵の処理
クワイルの卵の中には、強く汚れがついているものもあります。このような卵は他の卵にも汚れを付着させる可能性があるため、保存する価値がありません。1〜2個の汚れた卵を犠牲にすることで、他の卵を清潔に保つことができます。
1.2.2 割れた卵の処理
割れた卵は孵化に適さないため、保存する必要はありません。卵が割れている場合は、すぐに廃棄しましょう。
1.2.3 異常な卵の処理
形や大きさが通常と異なる卵も孵化の可能性が低いため、保存しない方が無難です。見た目が普通ではない卵は、孵化用として使用するのではなく、食用として利用することをおすすめします。
1.2.4 特大の卵の処理
通常のクワイルの卵よりも50%大きいような卵は、ダブルヨークの可能性が高いです。このような卵は孵化に適さず、正確な孵化率を保つためには選別の対象となります。大きすぎる卵は、通常のクワイルの卵と比べても大きく、内部に正常なヨークが含まれることが少ないためです。
1.3 卵の保存場所
クワイルの卵を保存する場所を選ぶ際には、卵の立てかけや卵の先端を下にすることが望ましいです。通常の鶏卵パックでも構いませんが、クワイルの卵が立ち上がらないため、卵を立てることができる穴のある容器やトレイを使用することをおすすめします。私は、種をまくために使用するトレイを使用しており、調整可能なクーラーボックスの中にまとめて卵を保存しています。
1.4 卵の冷却と回転
卵を一週間保存する際には、冷却と回転のバランスを保つことが重要です。クワイルの卵は一日に二回回転させることがおすすめです。朝と夜に、保存場所の角度を変えることで、卵内の空気が均等に循環し、孵化の成功率が高まります。また、外部の細菌の影響を減らすため、保管前に卵の殻にリステリンスプレーを薄くかけることも効果的です。
2. クワイルの卵の孵化
2.1 インキュベーターの使用
クワイルの卵の孵化には、一般的なスチロール製のインキュベーターを使用できます。さまざまなタイプのインキュベーターがありますが、私の場合はスチロール製のものが十分です。デジタル温度調節器を取り付けたことで、温度管理が容易になりました。また、回転装置(エッグターナー)の使用もおすすめです。
2.2 温度と湿度の管理
インキュベーター内の温度は99.5°F(約37.5°C)を維持することが理想的です。温度が一時的に上下する場合でも、孵化率には大きな影響はありませんが、極端な温度変化を避けるようにしましょう。湿度については、始めの15日間は50%程度が適切ですが、卵の回転後は65%〜70%程度に上げることが望ましいです。
2.3 孵化後の注意点
クワイルの孵化は約18日かかりますが、実際の孵化は19日から20日目に集中することが多いです。個体差や環境条件によっても異なる場合がありますので、一律には言えません。孵化初日のケースがいくつかあり、最終的には全ての卵が孵化する日まで4〜5日かかることもあります。孵化後は2日間はインキュベーター内で保管し、乾燥が進んだ後に個体を移動させます。また、孵化が完了するまでインキュベーターを運転し続け、遅れて孵化する卵がないか確認しましょう。
これでクワイルの卵の保存と孵化方法について簡単にご紹介しました。卵の収集や保存、孵化において基本的な手順と注意点を押さえることで、繁殖に成功する確率を高めることができます。ぜひ実践してみてください!