聖書のハーブとスパイス
目次:
- バイブルのハーブとスパイス
1.1 ハーブとスパイスの違い
- バイブルに言及されたハーブとスパイス
2.1 アロエ
2.2 ミルラ
2.3 シナモン
2.4 カラムス
2.5 イネブ
2.6 オリーブオイル
2.7 ガムベンジョイン
2.8 アンブ
2.9 ガルバノーム
2.10 フランクインセンス
2.11 バルサム
2.12 ポメグラネート
2.13 サフラン
2.14 ヒネトゥース
2.15 クスノキ
2.16 ヨーロッパマツリ
2.17 リリエンダールブルーム
2.18 シシウド
2.19 ムスタードシード
2.20 指定された苦いハーブ
2.21 ミント
2.22 ディル
2.23 バジリコ
2.24 塩
バイブルのハーブとスパイス
バイブルには、古代の時代から食事の風味付けや薬として、埋葬や宗教的な儀式、スキンケアや化粧品、染料に使用されてきたハーブとスパイスに関する言及があります。ハーブとスパイスの最も簡単な違いは、ハーブが植物の生の部分であり、スパイスが根、茎、種、樹皮などの乾燥した部分であることです。一般的なルールとして、ハーブは風味や香りがより控えめであり、スパイスはより刺激的な香りがあります。しかし、コリアンドルム・サティブム(コリアンダー)のように、植物がハーブでもスパイスでもある場合もあります。
バイブルに言及されたハーブとスパイス
ハーブとスパイスは、バイブルに何度も言及されています。バイブルには、馴染みのあるハーブやスパイスがリストに含まれていますが、全てが一般的に知られているわけではありません。ここでは、いくつかのハーブとスパイスについて詳しく見ていきましょう。
- アロエ:薬、スキンケア、消化促進、染料に使用される多肉植物。特にアロエベラはよく知られている。
- ミルラ:アラビアのチャポラツリーの樹脂で、香水、薬、ワインと混ぜると麻酔効果があるグルになる。葬儀の香料としても使用された。
- シナモン:シナモンカッシアとシナモンヴェルムの2種類の植物。調味料や薬、飲み物に使用される。
- カラムス:香水作りに使用される湿地に自生する植物。シナモンのような香りがあり、エキスとしても使用される。
- イネブ:香水、薬、中東、インド、日本でのお香作りに使用される樹脂。
- オリーブオイル:モーセによって指定された祭壇や祭具、祭司を塗るための儀式用の油。
- ガムベンジョイン:シリア北部の野生の液体アンバーから抽出される樹脂。香水、薬、防虫剤として使用される。
- アンブ:赤海の海岸に生息するマリンマムールの外殻から作られる樹脂。お香作りに使用される。
- ガルバノーム:イラン北部の山岳地帯に自生するアロマティックな樹脂。香りはウッディでバルサミック。
- フランクインセンス:アラビアで栽培されるボスウェリアの木の樹脂。香水やお香に使用され、多くの薬効もある。
これらはバイブルに記載されているハーブとスパイスの一部です。それぞれが特定の目的に使用され、古代の生活に重要な役割を果たしていました。その使用法や意味について学ぶことで、創造主である神への畏敬の念が深まることでしょう。